採血、ルート確保のコツ ☆看護師
十数年目看護師の私。
病棟と透析室で鍛えらた、採血やルート確保、
透析室での穿刺について書いていきたいと思います。
採血ってどんな感じ?
新人の頃、よく慣れやセンスなどと先輩に言われてきましたが、実際のコツなどを教えてくれた人は少なかったと思います。
初めて採血をした時のことは、今もはっきり覚えています。
手はブルブル震えて、心臓は破裂しそうなほど緊張していました。
採血やルート確保は新人ナースにとって、かなりのストレスです。
私は、先輩や先生を上手く捕まえて頼む事も下手で(新人からするとみんな怖いです。)、持続点滴の輸液を全て落とす事ができず、怖い主任からカミナリを落とされた事もあります。
看護師も医師もめちゃくちゃ忙しい病棟内では、仕事を頼むのもまた難しいのです。
そこで、私は決意しました。
私、採血、ルート確保、絶対上手くなる!!
そうしないと、仕事で不利。
とにかく練習!
それからどうしたか。
先輩や先生の手技を注意深く見て、手の置き方、血管の探し方、駆血帯の巻き方、穿刺の角度とその時の血管の見え方、何をどうしているか、しっかり見て次やる時に活かしていきました。
それからとても重要な事。
手技的な事より何より、こちらのメンタル。心持ちが大切だと思っています。
こちらに苦手意識や迷いがあると、どうしても採血やルート確保って、成功しないものなんです。成功しないとまた苦手意識となり、どんどん悪循環に陥ります。
何故こんなに、こちらのメンタルが大切かと言うと、採血もルートも患者さん、つまり、人間に刺すからです。
針を、皮膚に刺すなんて、血を見るし、痛みを与えるし、なんか神経とかも当たったら怖すぎるし、とにかく怖い。
私の中で、血液を見るだけで、本能的に怖いと思ってしまうのは仕方ない事だと思っています。
そう、人に刺すと言うのは、とてもプレッシャーになるのです。
血管に向き合うときの姿勢とは?
だから私は、新人さんにあえて言いたい。
「血管と思うな、ただのゴム管と思え!!」
えっ、倫理的に、、大丈夫?
って思うかもしれませんが、思うだけなので、患者さんには分かりませんから。
実際、これで平常心になり、今ここにある血管の状態を観察し、想像し易くなるのです。
今このゴム管は水が少なくて張りがない状態(脱水の人)だから、、と考えて想像すると、最初に浅く入れて逆血がなくても外筒を誘導した方が良いな、などと思考し易くなります。
まとめ
1 先輩や先生の手技をめちゃくちゃ見る。
2 真似て、トライする。
3 血管を血管と思わずに管に針を入れるだけだと考える事で、プレッシャーがやわらぐ。
いかかでしたか?
新人ナースの皆さん、または採血苦手と思ってる方の役に少しでも立てたら嬉しいです。
因みに、ぽよママは軽い血管フェチです。
では、またヽ(^o^)