ぽよママ生活記。恐れながら申し上げます。

ワーママ、アラサー女性向けの育児、仕事の雑記ブログ。看護の事も書きます。

訪問看護師はワーママにとって最高の職業!

 

私が訪問看護を目指したのは30代前半。

子供が1歳を越えてじわじわと社会復帰をしはじめた頃です。

その頃の私と言えば、クリニックの非常勤社員。

お局さまの言うことは絶対。「思考するな従え」の精神で働かさせていました。

 

このままではヤバイ!!!!

 


看護師として培ってきたものが奪われてしまう。
そしてここから動けなくなるに違いない。
そう感じていました。

 

今思うと、大正解。
まさに、痛覚が潰れて完全に洗脳される手前で気づけたと思います。

 

しかし、私は身軽な独身ではない。

それどころか、幼子のいる母であり、ワンオペ育児真っ最中です。

 

そこでそんな私でもやれそうな分野、知人から紹介された訪問看護ステーションに見学に行き面白そうだと思い切って入職を決めました。
それから2年今の訪問看護ステーションで看護してきました。

 

結論から言うと、訪問看護師は忙しいワーママナースにとって最適解の一つと言えます。
なぜそう思ったか。
下記の4点から説明していきます。

① やりがいと学びが無限大
訪問看護は夜勤をしても良いし、しなくても良い
訪問看護は比較的給料が良い
訪問看護は将来的にも必要なスキル

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①やりがいと学びが無限大

訪問看護をするようになり、今までの内科病棟での経験や透析室での経験は役に立ちました。
しかし、病院やクリニックと比べ、医師が近くにいない、検査がすぐに受けれない、結果がすぐに出ないなどの大きな違いがあり、訪問の世界では、病院などと比べ看護師の観察力やアセスメント能力に大きな役割と責任を与えられています。


今までの知識や経験では十分とは言えない状況でした。

初心に帰り、足りない知識を学習する日々です。

前職では、パートの分際はお局の下働きよ!
なんやったら、新人にも良いように使われていました。

 

自尊心ズタズタ。私10年以上臨床経験あるのに。
そんなの関係ねーーーー

 

はい、そんな状態。

考えることを求められていなかったので、頭を使って良い緊張感の中、学習していくことが、ズタズタ自尊心を回復させ看護師としての自信を取り戻させてくれました。

 

利用者さんからはもちろん、他職種、医師から感謝されること。
人の役に立っていると言う実感を得られました。
誰かの役に立てることは、本当に幸せなことです。

 

また、学びもすごく多い。

 

訪問看護なんて、急性期病院の看護師に比べたらレベルが低いんじゃない?
なんて偏見どこかにありました。
でも実際はとんでもない誤解です。

 

訪問看護の分野の広いこと。
そしてアセスメント能力の高いこと。
コミュニケーションスキルの高いこと。

 

在宅では呼吸器も見るし、ALSや末期心不全や腎不全、パーキンソン病、小児の先天性心疾患、癌のターミナル期、褥瘡、ストマケア

 

病院で一つの部署で数年働いていてもお目にかかれない病状の人がたくさんいます。

また、褥瘡の処置についても在宅でここまでできるのかと思い、
本当に医師ではなくWOC(皮膚排泄ケア認定看護師)を中心とした看護師の力で治して行くので、日々学んでいました。(うちのステーションはWOCがいるため、マンツーマンで教えてもらえるなどのメリットもあり、控えめに言って最高です。)
病院ではWOCからマンツーマンで教えてもらえるなんてあり得ないですもんね。

 

つまり、訪問看護は最前線から退いた看護などではなく、地域医療にとって、
思いっきり最前線です。
脳が枯れていくなんてことはないです。


訪問看護は夜勤をしても良いし、しなくても良い


看護師の働き方は様々ですが、夜勤をするしないで大きく選択が分かれることは間違い無いでしょう。

 

病棟に勤めると夜勤をしないわけにはいかない。たとえ夜勤なしの病棟勤務だとしても稼げないなどのデメリットが大きい。

 

その点、訪問看護はオンコールを取る取らないを選択できるステーションが多いため、子供が小さいうちはオンコールを持たないと決めて働くことができます

 

育児をしながら働くワーママにとって、夜勤をしなくて良い環境というのは譲れない条件ではないでしょうか。


訪問看護は比較的給料が良い


日々育児と家事に追われる私たち母親が、わざわざ仕事をする理由と言えば、、、、お金。

 

他にもいろいろな理由はありますが、子供を育てる状況の中で、お金心配はどんな人も少なからずあるでしょう。

 

看護師はよく給料が良いなんて聞きますが、実際は責任の重さや労働量に見合ったお給料とは言えません。

 

私自身も、独身時代は、3交代をし、委員会をし、研究をし、新人を教え、リーダー業務をこなし、残業をしこたましてやっと年収500万円程度でした。帰ったら寝るだけ、そんな生活です。

 

人間らしい生活とは言えませんでした。

 

また、違う病院では、定時に帰り、夜勤を辞めて働いてみましたが、月の手取りが20万円そこそこになってしまう状態でした。

モチベーションがなくなってしまいます。

 

しかし、訪問看護師は、病棟や外来看護師に比べ、
時給で言うと他より400〜600円割高もしくはそれ以上の給与があります。(あくまで私の感覚です)

独身者と比べ、時間を使えない私たち母親が、時間単価を上げられると言うのはものすごいメリットです


訪問看護は将来的にも必要なスキル

また、時間単価の高い働き方といえば、私も経験のある透析看護などもあります。
下記透析看護 メリットデメリットについて
URL

透析看護も比較的給与面で待遇の良い職場でした。
しかし、今後の超高齢社会において、医療費増大が社会問題となっている現状で、お金のかかる透析を今後もどんどん推進していくとは考えにくい。

 

病院は高齢者を治療目的以外に入院させなくなり、療養型病院は飽和状態になり、その溢れた患者さんは在宅に移行していくでしょう。

 

実際、在宅で出来ることはものすごく増えており、手術や超急性期以外の対応は在宅へ移行しつつあります。

 

今後、看護師は在宅看護に携わらずにいられるでしょうか?

 

訪問看護の技術は、今から身につけておくにはとても良いスキルとも言えます。
将来性があるため、食いっぱぐれない。これは長期的に見てもメリットでしょう。

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まとめ

訪問看護師をすることは、忙しいワーキングマザーにとって、やりがいと待遇面での最適解と言える。

理由は、夜勤なし
    給与が良い
    将来の需要が高くなる分野である
それに加えて、看護師の与えられた責任が大きいため、やりがいや成長につながる分野であること。

 


この記事を見て、訪問看護アリかな〜とぼんやり思ってもらえたそこのあなた!

一度見学だけでも行ってみましょう。

行動することからはじまりますからね!

かく云う私もまだまだです。
共に頑張って行けたらと思います^ - ^


では!